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古い熊手はどうしたら?

ここ40年ほど前から、
前の年に買った熊手を、重たい思いをして、
わざわざ浅草の鷲神社まで持ってくる、不思議な連中が増えた。

子供のころは、こんな光景はなかった。
熊手は本来暮れに入れ替えるもの。
暮れまで残った余福、まだある余慶をあっさり捨てるとは、
なんともわからないし、もったいない。

酉の市を詠んだ、江戸の俳人宝井其角の句に
「春を待つ 事の始めや 酉の市」と、ある。

春を迎える祭礼神事で、暮れに飾る鏡餅と同じように、
大掃除を済ませてから新しい熊手を、商売繁昌を祈り、
東か南に熊手の表面を向けて飾る。これが本寸法である。

それまで新しい熊手は、風呂敷でも掛けてしまっておく。

「古熊手はどうするの」と、時々聞かれるが、
伝統的な木と竹と紙の、自然素材の熊手なら、
バラバラにして古い注連縄やお札と一緒に、
近くの氏神様で暮れに焼いてもらう。

一年間乾燥させているから簡単に燃える。

手間かけて浅草に持ってくることは無い。

ただ、発泡スチロールを使ったり、
プラスチック素材の混じる熊手は、
すっぱりあきらめて、暮れにゴミとして出すより仕方ない。

お炊き上げに持って行っても、プラスチックの達磨同様断られるし、
無理に火に入れようものなら、有毒な煙が出て危険だし怒られる。

神社によっては、「熊手お断り」と納め所に書いてあるのは、このためだ。

他の土地の酉の市に行ったことは無いが、
浅草同様に古熊手の山があるのだろうか。どうなんだろう。

もし、あっちでも、こっちでも断られた古熊手を
持って行き場が無くて、浅草に担ぎこんでいるのだったら、こりゃ大変だ。

飾り方、始末の仕方を、きちんとお客に教えるのも熊手屋の仕事である。
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