橘右之吉 Official Blog

        橘右之吉 Official Blog

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

江戸文字のはじまり

江戸文字と総称される江戸時代の文字には
大別して二つの種類があると私は考えている。

ひとつは歌舞伎でお馴染みの勘亭流の芝居文字、
橘流の寄席文字、
根岸流の相撲字などであり、
ちょいと気をつけていれば現代でもあちこちでお目にかかれる
所謂書きっぱなしに近いタイプフェイス系の文字。

もうひとつは、花弁に見立てた牡丹字、
魚がし丸のような飾り文字、
纏に書かれた加護字、
半纏の腰模様でよく見る角崩し文字、
千社札の籠字、抱字、凧字など挙げれば限りが無い。
どちらかといえば美しくデザインを施されたロゴタイプや
ロゴマーク系の文字に分けられる。

一見書法を無視したかのような江戸文字だが、
その祖を辿れば和様書道の青蓮院流、
巷間「御家流」と呼ばれるものに行き着くと先達の言。
本来の書体の良さに加え、江戸幕府がこれを公文書の書法に指定し
寺子屋、書道指南所などへ手習い手本を作って奨励したために
御家流は隆盛を極め上意下達の書体となる。
起筆の蔵鋒、点画の粗密、筆線の緩急など
御家流の書法を踏まえながらも、先祖の江戸っ子町人は、
官の書体を自由自在に応用して、ついに粋な江戸の新書体を作り上げる。

町っ子の作り出す文字は
本、千社札、番付、凧、団扇、看板、半纏、辻ビラ、手拭いなど
生活のあらゆる場面に登場する。
粋で洒脱な江戸の空気を呼吸していた彼らの感性が
その文字に反映されないはずは無い。
江戸期には三度、華美な看板の禁止令が出されるが
お上の締め付けをするりとかわす江戸町人の心意気が
さらに洒脱な文字の誕生に結びついたことは、想像に難しくない。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://uno3.blog110.fc2.com/tb.php/5-e4d4a2eb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

橘右之吉

Copyright ©2008 Mojipro,inc All Rights Reserved.
プロフィールを見る






Google



カテゴリー

最近の記事

リンク

橘右之吉Official Shop

江戸で検索

カスタム検索

Copyright ©2008 Mojipro,inc All Rights Reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。